ヘアのお悩み
2018.6.6

フケ、かゆみ、できもの、かさぶた…「頭皮湿疹」の原因と対策を医師が解説!セルフケアから皮膚科での治療まで

フケがよく出る、頭皮のかゆみや赤みが気になるなど…頭皮トラブルに悩んでいる人は多いもの。そこで頭皮湿疹の原因と対策を『飯田橋駅前さくら坂クリニック』の小谷和弘院長に伺ってきました。生活習慣での改善方法から、皮膚科での治療まで詳しくお伝えします。

【目次】
フケ、かゆみ、赤みなど頭皮のトラブルは“頭皮湿疹”かも! 原因は?
頭皮湿疹の正しいケア方法は?
市販のかゆみ止めやローション

<お話を伺ったのは…>

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小谷 和弘(こたに・かずひろ)医師・・・『飯田橋駅前さくら坂クリニック』院長。内科・麻酔科の学会認定医でもある幅広い経験を生かし、さまざまな悩みに対して体の内側からもアプローチした診療を行う。クリニックでは、一般保険診療だけでなく、予防医学・美容医学といった最新治療も受けられる。

フケ、かゆみ、赤みなど頭皮のトラブルは“頭皮湿疹”かも! その原因は?

毎日きちんとシャンプーをしているのに、頭皮がかゆい、フケが出る、なんだかニオイが気になるなど…地肌にトラブルが起きてしまうのはなぜでしょうか。

小谷先生によると、原因は主に以下の5つだそう。

脂漏性皮膚炎

「20代~30代に多く、皮脂が増加することによって起こります。誰の皮膚にも“マラセチア菌”という常在菌が存在していますが、これは皮脂をエサにしている菌。皮脂が過剰に増加すると、マラセチア菌も大量に繁殖してしまいます。

マラセチア菌は皮脂を遊離脂肪酸に分解する働きがあり、脂肪酸が刺激となって皮膚に炎症を引き起こす。炎症を起こすと湿疹やかゆみが出るだけでなく、皮膚が通常のターンオーバーよりも早めに剥がれるのでフケが目立つように。また、皮脂が酸化して嫌なニオイを引き起こします」(小谷医師・以下「」内同)

頭皮トラブルで小谷先生の元を訪れる患者さんのうち、半分くらいの方はこの脂漏性皮膚炎なのだそう。

原因は「体質的なものもありますが、生活習慣も大きな原因です。ハードワークやストレスで夜でも交感神経が優位になってしまっていたり、カフェインの含まれる飲み物やお酒の飲み過ぎ、糖質の摂り過ぎ、刺激物もNG。夜更かしや睡眠不足も皮脂を分泌させてしまいます」

交感神経が優位だと、男性ホルモンが増えるので皮脂の分泌も増えるんだそう。ストレスがあると、“大人ニキビ”ができてしまうのもこの理由からなんですね。

膿痂(のうか)湿疹

「これはいわゆる、“とびひ”と言われる湿疹の仲間です。誰でも、軽い炎症でかゆみが出る、というのは起こりがちですよね。かゆいからと、頭を強く引っ掻いて爪で傷をつけてしまうと、傷から細菌が入り感染してしまう。この膿痂湿疹になると、フケが尋常じゃないほど分厚くなりますので、早めに病院でお薬をもらってください」

膿痂湿疹で病院を訪れる人も、かなり多いそう。頭がかゆいからと、爪を立てて力いっぱい掻くのはNGです。

アトピー性皮膚炎

生まれつき皮膚のバリア機能が弱く、肌が乾燥していてかゆみや湿疹を引き起こしやすい体質の場合、頭皮もかゆみが出たり、乾燥によるフケが出たりします。

「ただし、アトピー性皮膚炎の場合、頭だけがかゆい、乾燥するといったことはなく、全身に症状が出ます。なので、ご自身でも頭のかゆみやカサブタが頭皮湿疹かアトピーか、すぐに見分けがつくと思いますよ」

接触性皮膚炎

「いわゆる“かぶれ”ですね。頭皮の接触性皮膚炎でいちばん多いのは、毛染めでしょう」一般的な染毛剤だけでなく、一見髪に優しそうなヘナ染めも、実は要注意なのだそうです。

「よく草などでかぶれる植物性アレルギーがある人は、ヘナ染めも要注意です」

ほかにも、シャンプーのすすぎ残しや、ワックスなどの整髪料でかぶれるというものよくあるパターンだそうです。

頭皮の乾燥(皮脂欠乏性皮膚炎)

皮膚を覆う皮脂の膜が減ることにより、水分もキープできず乾燥してしまう症状です。

「ただし、頭皮はほかの皮膚に比べたら、皮脂量がとても多い場所。皮脂欠乏性皮膚炎になることはあまりないと思います」

頭皮湿疹の正しいケア方法は?

では、頭皮に湿疹が生じた場合、どのように対処すべきでしょうか。自分でできるセルフケアから、病院での治療まで伺いました。

皮膚科医がおすすめするシャンプーと正しいシャンプーのやり方は

頭皮湿疹ができてしまった場合、シャンプーは

「大切なのは、頭皮の脂をしっかりと落とすことです。シャンプーも、地肌の汚れをしっかり落とせる種類のものを選びましょう」シャンプーにはダメージケア、くせ毛ケアなどさまざまですが、“スカルプケア”を謳っているものをチョイスしましょう。

「また、頭皮をあまりこすらないということも大切。ゴシゴシと力を入れてしまうと、傷ができる可能性があるためです。すると、さらに湿疹が悪化することに。泡そのものに汚れを吸い取ってくれる作用があるので、しっかりと泡立てて、“なでるだけ”で十分に汚れは落ちていますよ」

頭皮湿疹の種類がなんであれ、この方法がおすすめだそうです。

“山火事”にならないうちに早めに皮膚科に行くのが正解! かゆみやフケに効果的な薬

『飯田橋駅前さくら坂クリニック』で頭皮湿疹の患者さんによく出す薬は、以下のものが多いそうです。

<塗り薬>

・アンテベートローション0.05%・・・皮膚の炎症を抑えるステロイド剤

・ニゾラールローション2%・・・脂漏性皮膚炎など、細菌性の炎症やかゆみを抑える薬

<飲み薬>

・アレロック、アレジオン・・・いわゆる抗ヒスタミン薬。アレルギー症状の原因となるヒスタミンを抑える。アレルギー性皮膚炎、湿疹、蕁麻疹、花粉症などに用いられる。

「かゆみが出たら、早めに病院の薬を飲んだり、塗ったりすることがいちばんだと思います。膿痂湿疹でお話したように、誰でもよく起きる軽い炎症を、掻いて悪化させてしまって病院を訪れる人が本当に多い。ボヤの段階で火を消すべきなのに、自分で火に油を注いで山火事になってしまっている…という感じです。ひどくなってからだと治りも遅いもの。“このくらいで”と思わず、早めに病院に行ってください」

市販のかゆみ止めやローション

病院に行く時間がなかなか取れない、という人にはドラッグストアなどで買える市販薬が強い味方。頭皮湿疹のための塗り薬を2つ紹介します。ただし、小谷先生曰く「市販薬は、病院の薬に比べてどうしても効き目が弱いので、市販薬でなかなか治らない場合は、なるべく早めに病院へ行ってください」とのことです。

メンソレータム メディクイック(R)Hゴールド30 第(2)類医薬品

6つの有効成分配合でかゆくてツライ頭皮湿疹の炎症を抑え、スーッとかゆみをしずめます。髪の毛で覆われた頭皮にも、手を汚さず狙った患部に届く設計のダイレクト容器。液状なのに垂れにくく、髪の毛についてもべたつかず、スーッとクールな使い心地です。頭皮湿疹だけでなく、かぶれ、じんましん、あせも、虫さされなどにも。

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30ml ¥1,200(税抜き)

池田模範堂 ムヒHDm 第(2)類医薬品

しみる痛みの原因であるエタノール無配合の、“しみない・やさしい使い心地”にこだわった処方の新しい『ムヒHDm』。頭皮のかゆみをすばやく止める、炎症をしっかり鎮める、患部の状態を整えるの「止める」「鎮める」「整える」作用でかゆみが起こりにくい正常な頭皮状態へ改善します。かゆみ、しっしんのほか、皮ふ炎、かぶれ、あせも、じんましん、虫さされにも効果的。

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30ml ¥1,200(税抜き)

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